「日経ソリューションビジネス」の6月15日号で,毎年恒例の「CIOの直言」という特集を書いた。特集中でCIO(最高情報責任者)が直言する相手は,情報システム部門でもなく,経営者でもなく,IT業界である。 「日経ソリューションビジネス」のターゲット読者は,IT業界の供給者側,つまり売り手サイドである。もう少し説明すると「情報・通信業界で,法人向けの営業に携わる方々」である。ITサービス企業(弊誌では「ソリューションプロバイダ」と呼んでいる)の営業職やコンサルタント,さらにユーザー企業への情報提供や提案などにかかわるエンジニア,あるいは経営層などもターゲット読者になるだろう。 長くなったが,そんなわけで今年も「CIOの直言」特集を書いた。この特集は今年で4回目になるが,マンネリになるかというとそうでもなく,毎年それなりに違う形で需要側と供給側のギャップが見えてくる。今年の特集で見えたギャップを
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