前回に続き、ビジョンを実施できるようにするには、どうしなければならないかを話すことにしましょう。 前回は、ビジョンをどのようにして設定すればよいかというところまで進みました。今までは構想の段階でしたが、次は具体的な計画段階になります。次のステップに向かう前に準備が必要です。その準備とは、現状とのギャップを認識する必要があるということです。また、何を手に入れるかを具体的に示すことができなくてはならないのです。プロセスのアウトプットになるものということです。その手に入れたものを客観的に評価する評価基準も提示できなければならないということになります。最終的な目標を数値化したターゲットが設定されなければならないのです。こういう段階を通じて、ビジョンを実施するための詳細化の作業が行われるのです。 まずしなければいけないことは、計画段階での適用範囲を設定する必要があります。ターゲットは到達するための最