今週の月曜日は日経産業新聞社主催のセミナー「イノベーション時代を勝ち抜くIT戦略~エンタープライズサーチがもたらす知識経営~」での特別講師だった。私の出番はこのイベントの一番最後だったのだが、せっかくだし後から話す者としては先に話す講演者の話は押さえておくべきだと思ってとりあえず最初から最後まで全部の講演を拝聴させていただいた。 で、やはり一番面白かったのが、基調講演での一橋大学の米倉先生の講演。実のところイベントの主テーマであるエンタープライズサーチとはあまり関係のない話が多かったのだがナレッジマネジメントに携わる者としてはかなり有益な話だった。そしてその中で特に印象に残った部分が 組織の中で最も大事な情報は失敗情報である 先生は、超有名な3Mでのポストイットの開発話を引き合いに、組織において失敗例を流通・流通させることの重要性を説かれた。失敗を報告させる仕組みを制度化すると(報告しなく