業務マニュアルをまとめるのは想像以上にやっかいな仕事である。とくに、コンピュータを用いて進める業務の場合、パネルや帳票(これらを合わせて入出力フォームと呼んでおく)の使い方を盛り込む必要があるのでややこしい。仕事の手順の軸、入出力フォームに関する説明の軸、および各手順における入出力フォームの使い方の軸とが複雑に交錯する。コンピュータ上の業務システムの仕様を巻き込んで周到に構造化しない限り、使いやすく保守しやすい業務マニュアルは生まれない。 ◆業務フローと業務マニュアル そもそも業務マニュアルとは何か。それはいわゆる「業務フロー」とはどう違うのか。まず、筆者が提唱する三要素分析法での、業務フローと業務マニュアルの位置づけを確認しておく。データフローダイアグラム(DFD)で描かれた業務フローには、いくつかの「業務プロセス(個々の仕事の単位のこと)」が載っているが、それぞれの業務プロセスのあり方
ビジネスプロセスをモデル化するのに、UMLは難しすぎると考える人がいる。そもそも、顧客にUMLで記述したビジネスプロセス(のモデル)をみせてもなかなかわかってはもらえない。UMLはもう少し実装寄りのモデルを記述するのに使えばいい。ビジネス寄りのモデルを記述するために、もっと簡単で、しかも表現豊かな言語はないものか。簡単にいえば、そんなニーズのもとにBPMNは誕生したのである。(@IT編集部) 連載を開始するにあたって 経営戦略とITが密接に結び付き、ビジネス環境の変化に合わせてビジネスプロセス(業務手順)を変更すれば、直ちにシステムが動き出す――。そんな夢のようなパラダイム・シフトが近づいています。その中心にあるのが最近注目されている2つのキーワード、BPM(ビジネスプロセス管理)とSOA(サービス指向アーキテクチャ)です。いま、その大きな流れの中に、BPMNというモデル記述言語が合流しよ
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