国の省庁や企業などに対して相次ぐサイバー攻撃に対処できる人材を育てようと、コンピューターへの侵入などといったハッカーの知識や技術を競うコンテストが、東京で開かれました。 サイバー攻撃の技術に詳しく、被害を防ぐ活動を行う人たちは「ホワイトハッカー」と呼ばれ、アメリカなどでは積極的に人材の活用が進んでいますが、国内ではこれまで犯罪を助長するとして、こうしたコンテストは開かれてきませんでした。 国が主催して初めて開かれた3日のコンテストは、経済産業省が7000万円の予算をかけたもので、IT企業の社員や大学院生など46チームの中から予選を勝ち抜いた9チームが出場しました。 競技は、1チーム4人の団体戦で行われ、コンピューターに侵入してデータを取得したり、暗号を解読したりして、制限時間内に24の問題を解く形で進められました。 参加した人たちは、チームのメンバーと協力してデータを解析し、全体のうち17