来年の例大祭を申し込むために、どんなテーマにするか漠然と考へてゐるわけですが、なんとなく三月精が良いなあと。いや別に三月だからなんてネタは今年で既に使ひ古されてゐるわけでして云々。 ただ、他の人はどうなのかは分りませんが、久樹は現在進行中の作品を主軸に書くのが非常に苦手です*1。まあ作風上あとで設定となるべく齟齬を出したくないってのもあるんですが、世界観を確定させる上である程度の区切り(本編は異変が終ったらそこで一旦終了なので非常にやりやすい)が欲しいってのもあります。三月精の話は日常の延長線なので、基本的に区切りが存在しないんですよね。でも終っちゃうと哀しいし。うぎぎ……。 ところで、ふと今漠然と言った「世界観の確定」って何なんだらうなあと思ったら、紫香花で紫が似たような事を言ってたのを思ひ出した。 私は、紫の桜が音もなく散るのを見ながら、六十年前の記憶が急速に消えていっていることを実感