思索の源泉としての鉄道 (講談社現代新書) 作者: 原武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/10/24メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見るタイトルは森有正『思索の源泉としての音楽』にちなんでつけられていますが、「鉄」学者として有名な原武史氏の「鉄道ひとつばなし」シリーズの4巻目です。何故このようなタイトルになったかは、この本の序文を読んでいただくとして、今日はこの本の第一章で扱われている「東日本大震災と鉄道」で指摘されている「日本鉄道史上未曾有の事態」について、とりとめもなく書きます。 未曾有の事態とは何かというと、東日本大震災以来3年以上経過しているにもかかわらず、いまだ不通の区間があるということ。 先月購入した時刻表を見ると、仙石線の高城町−陸前小野間の11.7キロ。石巻線の浦宿−女川間の2.5キロ。常磐線の竜田−原ノ町間の46キロおよび相馬−浜