一見すると荒唐無稽に思えるこの主張ですが、今ネットを中心に存在感を増してきています。 反出生主義とは、「人間は繁殖すべきではない」とする哲学的な立場です。一体彼らはなぜ、そのような考えに至ったのでしょうか? この疑問について、元臨床心理士で、ブログ「星乃かたちみ」を運営している春井星乃さんに話を聞きました。 反出生主義はなぜ生まれた?――いや〜ここ数年、ネット上で反出生主義の声をよく聞くなーとは思っていましたが、ついにこんな訴訟が起こってしまうとは…。 反出生主義的な思想自体は、19世紀の哲学者ショーペンハウアーも言及しているし、新しいものではないですよね。 ただ今回の件は、インドの社会背景も関わっているっぽいなと思いました。現在インドでは人口がかなりの速度で増加していて、現在13億人いる世界第1位の中国を追い越しそうな勢いです。 それに、インドでは「親を敬うべき」という考えが非常に強いら
![なぜ生んだ?反出生主義者の「深層心理」を心理学的に分析してみた - ナゾロジー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/04330e8d7694d0c2604541fd18eaf393ef695ace/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnazology.net%2Fwp-content%2Fuploads%2FDepositphotos_2465865_s-2019.jpg)