あるコラムニストさんのウェブメディア新コラム開設のお知らせに、またコラム抱えによる「編集者の低編集能力隠し」のパターンかとため息。 今のウェブメディアには、正社員として抱える編集者をレベルも経験も浅い安価な人員で固め、専門知識を持つコラムニストに安価な原稿料でテーマも情報も丸抱えでコラム書かせてメディアの体裁を保つパターンでサイトを埋めるパターンが多い。今の日本のウェブメディアの殆どがこういうスタイルで、編集者は育たないし、書き手も育たないという悪習慣に陥っている。 そして、大事な分析や情報提供、テーマ設定までコラムニストに丸投げにした結果、編集部内で「切れ切れの情報やニュースを俯瞰して事態を分析し、構成し直し、記事化していく」という能力が育たず、編集者という仕事がただの「原稿取り」、あるいは「人脈広げて専門家の知り合いを増やす」という八方美人が仕事だと勘違いされてしまう。 かつての編集者