文系と理系はなぜ分かれたのか (星海社新書) 作者: 隠岐さや香 出版社/メーカー: 星海社 発売日: 2018/08/26 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る なぜだか知らないけれど、僕らは人を文系と理系に分ける。僕の父は理系で母は文系。僕自身は理系、妹は文系。新しく会社に入ってきたAさんは文系。上司のBさんは理系。どちらかに当てはめるのが難しい人ですら、「文理をまたぐ知識人」「バックグランドは理系だが文転した人」などと評したりする。 不毛な区別では?と思うことも多い。「理系(もしくは文系)が冷遇されている」といった無用な被害感情・対立感情を生んでいる気がするし、個人的にも「これだから理系は~」とか言われると、「ひとくくりにしないでほしい」と思う。でも、その次の瞬間には自分自身で「理系」「文系」と口にする。そもそも僕は「理工系出版社」に勤め、「理系」向けの本を作って