上記に関連して。 儲かる儲からないは抜きにして、「Web2.0」が集団知・集合知を活かすシステムとしての価値を持つものだとするならば、いわゆる「空気読み競争」や「メタネタベタ争い」はその機能を著しく阻害することになるでしょう。 何故ならば、集団知・集合知というものはここやここにあるように、 ある課題について多様な集団構成員各々が自立/自律的に思考し、意見を自由に表明する ことで成立するものだからです。 ネタだからとか、空気読めてないから、とかいう圧力によって自由な思考・意見の表明が阻害されれば、そこには「集団知」は生まれようがないのです。日本のWebが「2.0」に移行できるかどうかは、恐らくは「2ちゃん」由来のこの呪縛を逃れうるかどうか、にかかっているといえるでしょう*1 もちろん、Web以外の集団についてもこれはいえます。例えば小泉首相は優れた「空気」の操縦者ですが、それこそが民主主義と