![Amazon.co.jp: 常磐線中心主義(ジョーバンセントリズム): 五十嵐泰正 (著), 開沼博 (著), 稲田七海 (著), 安藤光義 (著), 大山昌彦 (著), 沼田誠 (著), 帯刀治 (著), 小松理虔 (著), 五十嵐泰正 (編集), 開沼博 (編集): 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fc689fd15da8bfe735048b1689d6771f54759088/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F61-8q70q4hL._SL500_.jpg)
言わずとしれた日本を代表するスペースオペラだが、さて、本作は何によって他のSF作品と一線を画しているのか。 恐らく、それは共和政治と専制政治の比較得失をメインに据えていることにある。 日本のSFで、政治体制をテーマに据えた作品はほとんだなかったと思う。 大概は主人公は共和制国家の軍隊に属して帝国、つまり独裁制国家の侵略に立ち向かうというのがパターンだ。 それは単純な勧善懲悪の図式に収まりやすく、読む側も安心して楽しめる。 本作も一見するとそういうお決まりの構図に見える。しかし実際に読み始めるとそんな単純なものではない。 恋愛とか友情とか謎解きとか小説ではおなじみのテーマは脇に置かれている。 もちろん、本作も小説である以上、人間を描いており、ほとんどのエピソードの主題として表向きは据えている。 しかし多くは悲劇的な結末を迎え、その原因は政治体制に結び付けられてる。 ただ、ここで悩ましいのは共
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