養老鉄道が来年2月ごろから新たに運行する車両が1日、岐阜県大垣市日の出町の同鉄道西大垣駅構内に搬入され、車両をつり上げて台車と接続する作業が行われた。 養老線の車両は老朽化が進んでおり、今回全体の約半数の15両を更新。導入する車両は東急電鉄池上線で利用されていた東急7700系。ステンレス製で空気ばね台車が採用されており、乗り心地も向上するという。年内に同駅と三重県の近鉄塩浜検修車庫に順次搬入され、車両の改造や内装整備などを終えた車両から運行を開始する。 1日未明には3両の車両が陸路で同駅に到着。大型クレーンで車体をつり上げると、地面に置いた台車の上に慎重に載せられた。同駅には東海地方や東京、大阪などからも鉄道ファンが訪れ作業の様子をカメラに収めていた。東京都から訪れた男性は「都会を走っていた車両が山や田園風景を走る姿を見てみたい」と話していた。