“新旧”対決に職員困惑、11月の福岡市長選 論戦低調、公約もまだ 2014年10月03日(最終更新 2014年10月03日 09時38分) 写真を見る 福岡市のある幹部は、インターネットの交流サイト「フェイスブック」(FB)を眺めていて、目を疑った。前市長の吉田宏氏(58)が11月の市長選出馬の決意を表明した投稿に対し、10人を超す現役市職員が実名で「いいね!」と賛意を示していたからだ。 FBは、市職員以外の不特定多数の目に留まる。幹部に言わせれば、市職員は有権者の付託を受けた現職の高島宗一郎氏(39)に仕える立場。「反現職宣言」と映りかねない行為だけに、高島氏に近いこの幹部は「非常識にもほどがある」と激怒した。 現職周辺がピリピリするのも無理はない。告示まで1カ月を切った同市長選は、異例の構図となりつつあるからだ。現職の高島氏に前市長の吉田氏が挑む「新旧トップ対決」は、歴代の同市長選で初