アスリートへの誹謗中傷、モラルだけでは止められない オリンピックの勝敗の鍵を握るかもしれないSNS対策:小寺信良のIT大作戦(1/2 ページ) 7月27日に、卓球混合ダブルスで日本の水谷隼・ 伊藤美誠ペアが日本勢初の金メダルに輝いて以降、アスリートに対する誹謗中傷の話題が大きくクローズアップされている。28日に水谷選手が、Twitterで誹謗中傷があることを告白したことがきっかけのようだ。もちろんそれ以前からも、多くの選手に誹謗中傷はあったのだろうが、選手自身が公表する例が少なかったのだろう。 オリンピックに限らず、以前からSNSの誹謗中傷は日本においても大きな社会問題となっており、2020年にはプロレスラー木村花さんが自ら命を絶つ痛ましい出来事もあった。JOCとしても、6月29日の段階で選手宛に書き込まれる誹謗中傷を監視するチームを設置するという動きはあった。 だが水谷選手の発言からする
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