パソコンなどを使用不能にし、ユーザーに身代金を要求する「ランサムウェア」。今月18日には埼玉にあるホンダ狭山工場内のシステムがランサムウェアの一種とみられるウイルスに感染。確認・復旧作業のため生産ラインが丸一日停止する事態となった。 さらに、韓国でも今月、IT企業「NAYANA」で153台のサーバーがランサムウェアに感染、身代金50億ウォンを要求された。「NAYANA」は交渉の末、復旧のために13億ウォン(約1億2700万円)の支払いに応じることになった。
ウクライナで停電を発生させた原因とみられるマルウェア「Industroyer」は、世界中の公共インフラで幅広く使われている産業通信プロトコルを利用していた。 セキュリティ企業のESETは6月12日、ウクライナの首都キエフで2016年12月に発生した停電について、産業制御システムを狙うマルウェアを使ったサイバー攻撃だった公算が大きいと発表した。「Stuxnet以来最大の産業制御システムに対する脅威」と位置付けている。 関連記事→ウクライナでサイバー攻撃による停電、発端はマルウェア この事件では、ウクライナの送電網がサイバー攻撃を受けて首都キエフの一部が1時間にわたって停電した。ESETが分析したマルウェアは、送電網に重大な障害を発生させることができるほか、手を加えれば他の重要インフラを標的にできる可能性もあることが判明。同社はこのマルウェアを「Win32/Industroyer」と命名した。
2017年6月5日、神奈川県警は大阪府の男子生徒がランサムウェアを作成したとして不正指令電磁的記録作成などの容疑で逮捕したことを発表しました。ここではこの事案に関わる情報とそこから調べた結果をまとめます。 尚、このランサムウェアは2017年5月に騒動となったランサムウェア「WannaCry」との関連はありません。 インシデントタイムライン 男子生徒のものと見られるTwitterアカウントと報道の時系列を整理すると次の通り。 日時 出来事 2017年1月6日 男子生徒と見られるTwitterアカウントがランサムウェアを作成したとツイート。 2017年1月7日 男子生徒と見られるTwitterアカウントがランサムウェアを配布するとツイート。 2017年1月 神奈川県警がサイバーパトロールを通じ男子生徒のTwitterアカウントを発見。 2017年4月 神奈川県警が男子生徒の自宅を捜索。PCなど
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