今回は釜国際映画祭で取材した是枝裕和監督のインタビューをお届けします。公開中の『真実』のお話はもちろん(別のインタビューでは話していないことを!)伺っておりますが、今回お伺いしたメインのお話は、最近話題の日本の文化助成について。特に現在開催中の東京国際映画祭について、映画業界にいる誰もが大なり小なり感じているモヤモヤを、「なぜ?」「どうしたら?」とストレートにお聞きしてみましたー。 最新作『真実』は全編フランス語のセリフですが、演出のOK・NGをジャッジするのは難しかったのでは? 是枝:日本語なら時制がばらばらでも主語がなくても成り立ちますが、フランス語はそうはいかない。だから日本語で書いた脚本をフランス語に変えるのは、結構大変でしたね。演出においては、メインの女優さん4人のそれぞれ個性的な声と話し方を思い浮かべながら、そのハーモニーをどう作っていくかを考えました。 例えばファビエンヌ役の
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