米国とドイツ・ツェッペリン大学の共同調査で、年配の人は若い人に関する悪いニュースを好んで読むことがわかったと、ロイターの記事が伝えている。 18~30歳と55~60歳の2グループに分けたドイツ人276人を対象に実験。一定の時間内に若い人あるいは年配の人に関する「ポジティブなニュース」と「ネガティブなニュース」から好きなものを読ませる実験をしたところ、若者グループは同年代に関するポジティブニュースを好んだ一方、年配者グループは自分より若い人に関するネガティブなニュースを選ぶ傾向が強く、同年代のニュースにはあまり興味を示さなかった。 また、記事を読ませた後、自尊心の高低を調べるアンケートを行った結果、年配の人は若者に関する悪いニュースを読むと自尊心が高まることが示されたとのこと。 「最近の若い者は……」という言葉にはこういう背景があったのですね。