ショートショート(掌編小説)の神様、星新一(1926〜97)を超える作品を−−。公立はこだて未来大学(北海道函館市)は6日、初の本格的な小説創作ソフトを開発する「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」のスタートを発表した。いよいよコンピューターが小説を書く時代になるのか。 同プロジェクトは、星さんの1000点以上のショートショート作品を解析。星作品と同等もしくはそれ以上と評価される小説(400字詰め原稿用紙20枚以内)を、コンピューターが自動生成することを目指す。 プロジェクトを主導する松原仁・同大教授によると、星作品を参考にする理由は(1)高水準の作品が多数あること(2)起承転結やオチがあるなど、構成要素が分かりやすいこと−−など。「これまでソフトはチェスや将棋など、人間の理性に相当する部分が開発されてきた。今回取り組むのは、感性に相当する部分。人工知能が感性を扱えるようになれば、