PMBOK適用は難しい!? プロジェクト管理に関する国際標準として広く認知されている「PMBOK(Project Management Body of Knowledge)」は、プロジェクト管理に関する基本的かつ汎用的な考え方や手法を集めたノウハウ集である。プロジェクト管理の対象領域を9つの知識エリアに分け、プロジェクトの提案段階から評価に至るまでの一連のプロセスを実施する際のフレームワークとして利用される。 システムインテグレータの梅田氏 PMBOKをプロジェクトに適用することで、QCD(品質、コスト、納期)のバランスを取りながら、品質の高い成果物を生成することができる。すなわち「プロジェクトを成功へと導くことが可能」になるのだ。しかし、システムインテグレータの代表取締役社長、梅田弘之氏は「あくまでノウハウ集であるPMBOKを、実際のプロジェクトの現場に適用することは難しい」と指摘する。