昨年3月まで、JR筑豊線の桂川(桂川町)-原田(筑紫野市)間で営業運転していた気動車「キハ31形」が23日、同区間で臨時列車として“復活”し、鉄道ファンなどでにぎわった。 キハ31形は国鉄民営化前後に製造された車両。老朽化のため、今年3月16日の三角線(熊本県)での運行を最後に通常の営業運転を終えたが、JR九州が「長年、利用していただいた地元のみなさんに最後の姿を見せたい」と、企画した。 臨時列車は、飯塚市の上穂波駅で筑穂ライオンズクラブが開いた「上穂波駅まつり」に合わせ、桂川-原田間を1往復運行。県内外から駆け付けた約180人が最後の走りを楽しんだ。 札幌市の会社員半田雄介さん(57)は「新幹線0系のパーツを使っていて懐かしさを感じる車両。ラストランを見られて幸せ」と話した。 =2019/03/24付 西日本新聞朝刊=