大阪市営地下鉄・長堀鶴見緑地線で唯一、大阪市外にあるため転落防止用の可動式ホーム柵の設置対象外となっていた門真南駅(大阪府門真市)に、来年度ようやく柵が設置されることが19日、分かった。大阪府と門真市が来年度予算案に設置費用の一部計約2300万円を計上する方針を固めたためで、早ければ今年夏にも柵の“空白駅”が解消される見通しとなった。 大阪市交通局は当初、今年度中に全17駅で柵を設置すると計画。門真南駅については市外にあるため、市外の施設を市が全額負担するのは市民の理解が得られないなどと考え、約1億円の費用のうち約2300万円分の負担を大阪府に要請した。 しかし府は、すでに市営地下鉄・谷町線大日駅(守口市)へのエレベーター設置費も負担していることを理由に「余裕がない」と拒否。地元の門真市も負担の肩代わりを見送っていた。 その後、利用者から「行政の都合で1駅だけ安全対策ができないのはおかしい