「地獄に仏」か「泥棒に追い銭」か。パチンコ店における「銀行ATM」設置がひそかに進んでいる。 かつてパチンコ店近隣のサラ金ATM設置が社会問題化したが、今では都銀、地銀から郵貯、農協まで、ほとんどの金融機関の預金が店内で引き出せるようになった。 写真は、新宿・歌舞伎町の大手パチンコ店に設置されている銀行ATM。のめり込み防止のため、引き出し額は1日3万円が上限で、キャッシングは不可だというが、手持ち金を使い果たして“アツくなった”客が次々と預金を引き出しに来る。 パチンコ店へのATM設置を進めているのはトラストネットワークス。東証1部上場のインターネットイニシアティブ(IIJ)の子会社で、経営陣にはIIJからの出向者、コンビニATMのセブン銀行を立ち上げたセブン&アイ・ホールディングス元幹部やパチンココンサルティング会社幹部らが名を連ねる。いわばコンビニATMのパチンコ店版だ。 すでに、関