オシャレな街がずらりと並ぶ「住みたい街」に関するランキングをネットや雑誌などで目にすることは多いが、あえて「住みたくない街」をピックアップした本が注目されている。人気の街の思わぬ弱点にもズバズバ斬り込むことで、住む場所を選ぶ上で「逆に参考になる」ともいわれているのだ。(夕刊フジ) 話題になっているのは『「東京Deep案内」が選ぶ首都圏住みたくない街』(駒草出版)。著者は首都圏の街のアンダーグラウンドな側面にスポットを当て、月間閲覧回数100万ヒットを記録するサイト『東京Deep案内』の管理人、逢坂(おうさか)まさよし氏と同サイト編集部で、500ページを超える大作だ。 同書は冒頭で「住んでみたい」という声の多い街は基本的に不動産業者の思惑が介在しており、実用性がないと指摘。「住みたくない街」を見抜くことで、消去法的に「住みやすい街」を探すことができると説く。 具体的には、利便性や治安などの参