「心穏やかになる」「願い事がかなう」「ご縁に恵まれる」――。神社仏閣に限らず、巨木や巨石、山、城など全国各地の景勝地がパワースポットと呼ばれ、若い女性を中心に巡礼の対象となっている。ご利益があると話題になれば、御朱印を集め、お守りを求め、石を拾い、撮影した井戸の写真すら携帯電話の待ち受けにする。なぜ、彼女たちはパワースポットを巡るのか? 上智大学グリーフケア研究所特任教授の鎌田東二氏(宗教学)に寄稿してもらった。 ブームは20年前から 「パワースポット」巡りがブームになってすでに20年近くになる。 健康志向も相まって四国遍路も衰えることのない人気だ。 2013年に行われた第62回の伊勢の神宮式年遷宮には、空前の1420万人の人びとが参拝した。同年は、出雲大社の60年ぶりの平成の大遷宮に当たり、804万人の参拝者があった。 これは前年の12年が348万人だから2倍を超える大幅増であった。伊勢
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