2020年シーズン、Jリーグベストイレブンの表彰式。 日本人選手が軒並み「チームメイトとスタッフ」に感謝の意を述べる中、オルンガ選手だけは、まず「神」に感謝を伝えていました。 神に感謝――僕たちは、外国籍選手が神に感謝している姿や言動を、すでに「サッカーでよく見る光景」の一部として受け入れていて、そこに改めて違和感を持つ人は少ないのではないでしょうか。たとえばモハメド・サラーが得点後に地面に額をつける姿を見ても「そういうゴールパフォーマンス」くらいの認識が定着しているように思います。 けれど、サラーが祈りを捧げることと、(たとえば)日本人が「かめはめ波」のゴールパフォーマンスをすることでは、持つ意味合いが全く異なります(鳥山明さんが「神」かという議論は他に譲ります)。 「神を信仰する」がサッカーに与える影響 僕たちは普段、宗教とサッカーを切り離して考えています。少なくとも、積極的に関連づけ
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