JR福北ゆたか線・長者原駅(粕屋町)と福岡市営地下鉄・福岡空港駅(福岡市博多区)の接続を目指す民間の促進協議会が4日、飯塚市で設立された。福岡都市圏と直結するルートを増やすことで、筑豊地区の活性化を図る。今後、県への協力要請や地元国会議員への要望活動を始める。 協議会事務局の飯塚商工会議所によると、市中心部のJR新飯塚駅から長者原駅までは現在、快速で約20分。そこから福岡空港駅に行くには、JR博多駅まで出て地下鉄に乗り換えて約19分かかる。直線で約3・5キロ離れた福岡空港駅と長者原駅が地下鉄で直結されれば、両駅間は約8分になる見通しで、約11分の短縮につながるという。 協議会は飯塚青年会議所や飯塚市商店街連合会、飯塚文化連盟など16団体で構成。要望活動のほか、市などに対し、行政による期成会の発足も働きかける。 設立総会で、会長に麻生泰・飯塚商工会議所会頭を選出。副会長に就任した渋田繁晴・同