人事・人材開発の世界には「いつも不満足な事例くれくれ君」が、いらっしゃいます。 この愛すべきキャラクター「事例くれくれ君」とは、 いつも「他社」の実践事例を収集し、欲しがっているけれども、いっこうに、自社を変えようとはしないで、不満ばかりを述べている人 のことをいいます。 事例くれくれ君は、口をひらけば、 「何か、他社の事例はありませんか?」 です。 日々、「人材開発における他社の事例」をさがして、情報収集に余念がありません。 情報収集を行っているだけなら、「勉強好き」なだけですので、まったく問題はないかと思うのですが、はたから見ていて、時折、おせっかいにも、お声がけをしたくなるのは、そうした情報収集をしていても、あまり、その結果、よいものをもたらさないと思うからです。 まず、「事例くれくれ君」は、いつ見ても「不満足」です(笑)。 なぜか? それは、収集している事例の焦点が絞られていないの