愛知医科大学病院は、医薬品情報一元管理システムを導入し、医薬品情報を管理するシステムの基盤を整備した。業務負担になっていた独自のデータベースの更新作業から解放され、DI業務の効率化を果たすとともに、病棟薬剤師との連携により診療現場に即した高度なDI活動を促進している。 「真のDI活動は、既成の情報を管理・提供するだけでなく、診療の現場で起こっている薬にかかわる生の情報を直接収集し、加工・提供することによって薬の効果を最大化するとともに副作用を最小限に抑えることが目的と考えています。医薬品情報を管理するシステム基盤の整備は、そうしたDI業務の充実を後押しするものと思っています」。愛知医科大学病院薬剤部副部長の斎藤寛子氏はDI業務の本質をこう指摘し、その実現に寄与するのが医薬品情報一元管理システム導入による業務効率化だと言い切る。 薬剤師の病棟常駐体制により病棟業務・DI活動を充実 薬の投与に
![事例研究:愛知医科大学病院](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)