ベラルーシの首都ミンスク(Minsk)の病院で、妊婦のおなかに耳を当てる男性(2010年3月8日撮影)。(c)AFP/VIKTOR DRACHEV 【3月11日 AFP】両親から子に受け継がれる遺伝子変異の数は、これまで考えられていたよりはるかに少ない――。世界で初めて一家全員の遺伝情報を解読した米研究チームが、定説を覆す発見を11日の米科学誌サイエンス電子版「Science Express」に発表した。 これまで、両親から子に継承される遺伝子変異の数は、母親と父親からそれぞれ75個ずつと考えられてきた。 しかしシアトル生物学研究所(Institute for Systems Biology in Seattle)とユタ大学(University of Utah)の研究チームはこのほど、世界で初めて父母、娘、息子の一家4人の遺伝情報を解読し、親から継承される遺伝子変異の数は30個ずつ、計6