GoogleはフランスにあるオープンなWi-Fiスポットで検出されたデータを傍受、記録し、パスワードや電子メールを収集していたと、フランスの情報処理と自由に関する国家委員会(CNIL)が発表した。 CNILがこの件に関する調査を始めたのは6月に入ってからで、Googleのマッピングサービス「Street View」用のデータを収集するために世界各所を走り回っている車両が、公共のWi-Fiスポットから個人情報を断片的に取得していたことをGoogleが認めたのを受けての調査だった。Googleは30カ国でデータを収集しており、国によっては同社に対してデータの削除を求めているが、フランス、スペイン、ドイツ、およびイタリアは、調査のためにデータを保存しておくよう求めていた。 Googleの主張によれば、Street View撮影用車両は常に移動しており、情報が収集されたのはセキュリティ対策の不十分