バングラデシュの裁判所に出廷したノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス(Muhammad Yunus)氏(2010年1月18日撮影)。(c)AFP 【3月3日 AFP】バングラデシュ中央銀行は2日、貧困層向けの少額融資機関グラミン銀行(Grameen Bank)創設者でノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス(Muhammad Yunus)氏(70)を、同銀行の総裁職から解任した。ユヌス氏が2000年に総裁に就任した際、同行の株式の25%を保有する政府の承認を事前に得ておらず、国有企業の総裁就任規定に違反しているためと説明している。 AFPの取材に応じた政府高官は、「法的に、ユヌス氏はもはやグラミン銀行総裁ではない。今後も同氏が総裁になる余地はない」と述べた。 しかしグラミン銀行側は、ユヌス氏の総裁就任は「法的な手続きにのっとったもの」であり、同氏は「しかるべく総裁職にとどまる」と反論してい
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