高校生の頃二次元しか愛せないとか言ってた。 告白されても、「私には推しくんがいれば十分だから」とか言って断ってた。 でもなんか、女子高生の私なりに、二次元しか愛さずに生きるのはヤバいという自覚はあったので、私に好意を寄せてくれる人を好きになる努力をすることにした。 だって、今を逃したら次のチャンスがいつ巡ってくるか分からない。 でも私は二次元のキャラにしかときめけなかった。 推しのことを考えるだけで世界がキラキラして見えて、推しのためなら嫌いなお裁縫も苦手なお絵描きも何でも練習できて、推しのかっこいい画像を見れば子宮がキュンキュンした。処女だったけど。クソキモいので書くか迷ったが本当にキュンキュンした。 そのレベルのときめきを、三次元の男に抱くことを目標に据えた。 結論から書くと無理だった。 でも私はあらゆる努力をした。 まずターゲットを「人間として尊敬できる」ところまで関係を深め友人とし