柿谷正期 米国人カレンさんの息子さんは1歳半のときに、自閉症と診断された。自閉症が何を意味しているかよく分からなかったが、何か重大なことに自分が巻き込まれていることを感じた。やがてこうした問題に対して素人であるカレンさんがたどり着いたのが、乳製品に含まれているカゼインと小麦等に含まれているグルテンを子どもの食べ物から排除するということだった。忍耐強い取り組みの結果、今十代になる彼女の息子さんは完治と宣言されている。詳細を知りたい方はメニューの「自閉症は治る」から『ペアレンツマガジン』誌に掲載された記事を読むことができる。 カゼインとグルテンを分解する酵素が不足している子どもの体では、これがアヘンやモルヒネのような麻薬様物質に変化する。そして自閉症と思われる症状が出てくる。これについての研究は欧米でかなり進んでいるが、日本ではあまり知られていない。 日本産業カウンセラー協会の機関誌に、小麦の