勝訴を受けて記者会見する鈴木雄一さん(右)と本多鋼治さん(左手前)=東京都の立川市役所 東京都国立市の高層マンション建設をめぐる訴訟で、勝訴した建築主の明和地所(渋谷区)に市が支払った損害賠償金約3120万円について、同市の住民4人が関口博・現市長に対し、営業妨害行為を行ったとされる上原公子・前市長に市が負担した損害賠償金相当額の支払いを請求するよう求めた住民訴訟の判決が22日、東京地裁であった。川神裕裁判長は、原告側の訴えを認め、関口市長に対し、上原前市長に約3120万円や遅延金の支払いを請求するよう命じた。関口市長は「前市長の景観を守る姿勢を支持する」として控訴する方針だ。 訴訟の舞台となったのは、同市中心部の桜やイチョウの名所「大学通り」に面する、高さ44メートルの14階建て高層マンション(2001年完成)。 同マンションをめぐっては、建築主の明和地所が00年、「建物の高さを2