今週はWordで段組みを利用する際に必須となるセクションについて紹介する。複数のページ設定を含む文書を作成する場合などにも使えるので覚えておくとよいだろう。 段組みの指定 Wordは1段組みで文書を作成するように初期設定されているが、状況によっては、2段組み、3段組みの文書作成を迫られる場合もある。たとえば、学会に発表する論文などでは文書フォーマットが指定されている場合が多く、決められた形式に従って文書を作成しなければならない。そのほか、社内報の作成などで多段組みを使用することもあるだろう。このような場合に備えて、段組みの基本的な利用方法を覚えておくとよい。 まずは、Wordで段組みを指定する方法から紹介する。この手順に特に難しい点はなく、「ページレイアウト」タブにある「段組み」で段数を指定するだけでよい。すると、文書が指定した段数に変換され、多段組みの文書を作成できるようになる。