【遊んで科学 新・赤ちゃん学】 赤ちゃんと暮らし始めると、抱っこしたり、手をつないだり、ほっぺたを触ったり、何かと「くっつくこと」が多くなる。くっつくことは、子供が発達するために大切な「アタッチメント(愛着)」の形成の根幹になっている。東京大学大学院の遠藤利彦准教授は「赤ちゃんのときに、しっかりとした信頼関係、絆(きずな)を築くことが大切です。初めは身体的にくっつくことで子供は安心し、徐々に気持ちの上で安心感という感覚を得ていきます。そして、乳幼児期に信頼関係を築くことが、将来的にも大きな影響を及ぼします」と強調する。関連記事夜泣き、かんしゃく…問題行動は「発達…ウッチー、赤ちゃん服に目がいっちゃう…記事本文の続き 「アタッチメント=愛着」は、母と子の関係のようにイメージする人も多いかもしれない。しかし、父親、祖父母、保育士など特定の身近にいる人との1対1の関係作りが大切だという。不安なと