米グーグルの「Android」を搭載したスマートフォンやタブレット端末で動作するセキュリティソフトが、続々と発売されている。その背景には、2010年夏以降にAndroidを標的にするワームやトロイの木馬が登場していることがある。 2010年には、勝手にSMS(Short Message Service)を使った有料サービスにメッセージを送るウイルス(関連記事)や、ゲームを装った裏で位置情報を送信するスパイウエア(関連記事)が報告された。2011年に入ってからも、ボットの性質を持つウイルスへの注意喚起が出ており(関連記事)、マルウエアの報告数はパソコンと比べるとまだ少ないものの対策の必要性は高まっている。 搭載する機能は製品によって違う 主にコンシューマを対象にしたAndroid用セキュリティソフトの搭載機能は、大きく(1)紛失・盗難対策、(2)マルウエア対策、(3)ペアレンタル保護やブラウ