KDDIは28日,宅内配線にPLC/同軸モデムを採用すると発表した(関連記事)。同社ではPLCなどを採用した理由を「宅内の配線が面倒というFTTHユーザーの声に応えるため」(ブロードバンド・コンシューマー事業本部長の牧俊夫執行役員,写真上)と説明する。「2007年1月に統合する東京電力のFTTH事業と合わせた55万ユーザーのうち,6~7割を戸建て契約が占める」(ブロードバンド・コンシューマー商品企画本部長の野坂章雄執行役員)ため,まずは戸建て向けサービスの「ひかりoneホーム」からPLCなどの採用を開始する。サポート・サービスの「おまかせアドバイザー」や「かけつけ設定サポート」と合わせ,FTTHサービスの導入を容易にすることで既存ユーザーの囲い込みを図る。ただし,新規ユーザーの獲得効果については「明かせない」と明言を避けた。 KDDIでは先着500ユーザーにPLCモデムを市場価格より安価に