天才たちはどんな本を読んでいるのか? テスラのイーロン・マスク、アマゾンのジェフ・ベゾス、マイクロソフトのビル・ゲイツ。世界一の富豪になったイノベーターたちは、実は猛烈な読書家です。日経BPが出版した書籍『天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊』の一部を抜粋し、加筆・再編集してお届けする連載の第7回ではテレビアニメ『機動戦士ガンダム』のルーツともされるマスクが読んだSF小説を紹介します。 SF好きとして知られるイーロン・マスクが愛読する小説がロバート・ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』です。地球に支配されている月の植民地の住民たちが起こす反乱を描いた作品で、ストーリーは『機動戦士ガンダム』に似ている部分があります。同じハインラインの『宇宙の戦士』と2冊合わせて“ガンダムのルーツ”ともされています。 月は無慈悲な夜の女王のあらすじを簡単に紹介します。舞台は207
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