日経SYSTEMSの2014年1月号特集2「現場の困ったシーンで役立つロジカル説得術」は、開発者側とユーザー側のギャップの具体例と、そのギャップを埋めてフィットさせるための事例が示されていて、興味深く読んだ。記事中に挙げられていた「あの画面はこう変えたい」「すべての問題を早急に解決せよ」といったシーンは、多くの開発者が体験することだろう。 特集ではロジカル説得術のポイントも提示していた。(1)相手にとっての問題、(2)判断基準、(3)提案がもたらす相手にとってのメリット、(4)提案に潜むリスクへの対策―の四つである。これらはコミュニケーションや交渉の基本である。これらが問題解決に大いに役立つのは間違いない。これに加え、開発側とユーザー側のギャップが発生するメカニズムを把握していれば、説得術に磨きがかかるはずだ。 開発の各フェーズで「現場の困ったシーン」は発生するが、中でも多いのはユーザーが
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