【連載】浦上早苗の「試験に出ない中国事情」 西川口、池袋、高田馬場など首都圏にあるB級中華の店を紹介するブログ「東京で中華を食らう」。自ら足を運んで確認した新店情報が次々と公開され、中国人もチェックする人気ブログになっている。 ブログ主の阿生(アーション)さんに、食べ歩きの熱意の源やお勧めの店を聞いた。 新しい店、行かずにはいられない 「池袋に新たな中華フードコート『食府書苑』オープン」 2021年6月6日の開店当日に訪問し、レポートした阿生さんのツイッターの投稿は2358RT(7月6日午前時点)され、この情報にそそられて同店を訪れた人たちが、次々にSNSに投稿する連鎖が起きている。 「新しい店が開店したと知ったら、行かずにはいられない」と話すブログ主の阿生さんの正体は、東京のIT企業に勤める26歳の会社員だ。 高校で中国語の勉強を始め、大学1年生の時に台湾を訪れたことで、さらに勉強に熱が