ヤマハが、サクソフォンのような表現力豊かな音色と、リコーダーのような演奏しやすさを持ち合わせた管楽器「Venova(ヴェノーヴァ)」を開発。8月30日に発売することを発表しました。 リードを用いる管楽器は形状によって2種類に分けられます。コンパクトな一方、指使いが複雑な「円筒形(クラリネットなど)」と、指使いは比較的簡単な一方、複雑な機構を必要とする「円錐形(サクソフォンなど)」です。「Venova」の特徴は、「分岐管構造」などを取り入れることで、この2つの長所であるコンパクトさ、演奏しやすさを両立している点。2オクターブの音域を持つサクソフォンのような音色ながら、指使いはリコーダーのように簡単だといいます。 ちなみに、「分岐管構造」は、ヤマハのシンセサイザー「VL1」(1993年発売)に搭載されたバーチャル・アコースティック音源の応用研究から独自開発されたもの。同社は「ピアノ → 家具