巷のファッション雑誌では詳しく取り上げられがちな、具体的なメーカーやブランドの名称やその歴史などについては、あえてほとんど触れておりません。それよりももっと根幹の分野に多くのページを割きました。 即効性のある内容ではないかもしれませんが、今後のスーツの選択に幅が広がると同時に深みも増すはずです。また、それが単に身体の一部としてだけでなく、的確に自己を表現する「ことば」としても、より高次元に意識・活用できるように慣れるかと思います。 オシャレ、ファッション。 日々見かけるそんな言葉の隣に「モテるための」「無難に日々を過ごす」という見えない補語がついている。 書店に並ぶ着こなし本で「異性にウケるための」お手軽なノウハウを羅列し、「安く」着まわして「手軽に」着こなしてファッションを楽しもうと言う軽い言葉ばかりが踊る。 薄っぺらい「流行」や「モテ」、「手軽なノウハウ」から離れたファッション本はあま