パソコン店やアニメショップ、メイドカフェなどでにぎわうオタクの街・秋葉原。かつて巨大な青果市場があったことはご存じでしょうか。さらに貨物駅があり、芸者さんなどもいて、今とは違うにぎわいが。新旧が共存する街の歴史について、創業250年の和菓子店・松屋の7代目に聞きました。 秋葉原といえば何をイメージするだろうか? 例えば「オタク」「家電」「パソコン」「AKB48」など……近年では外国人観光客が大挙して集まる街としても知られている。 しかし秋葉原は、今の“表の顔”しか知らない人には思いもよらない過去を数多く抱える街だった。 例えば、秋葉原には1989年まで巨大な青果市場があった。今もUDXビルの前には碑が残り、かつての姿を見ることができる。 かつて秋葉原にあった神田青果市場。相当な広さだったことがわかる そして水運の要所でもあり、現在のヨドバシカメラのあたりは船だまりだった。 1947年時点で