世界にはいろいろな宗教がある。近年では海外から日本にやってくる人も多く、それとともに宗教を一緒に持ち込み、彼等が死亡すればその宗教で葬儀を行なう事になる。日本では9割以上が仏式葬儀で行なわれているので、その他の宗教の葬儀に参列することは少ない。 今回は、日本でもその名前が知られているヒンズー教、エホバの証人、モルモン教、イスラム教などの葬儀を取り上げた。葬儀にあたっては式場の設備や祭司者がいるかどうかでその在り方が大きく変わってくることが予想される。また主にアメリカでの在り方を取り上げたので、日本で行なわれる方法と異なっていることがあるのでご了解願いたい。 ヒンズー教の葬儀 ヒンズー教はインド国民の85%が信仰するといわれ、カルマ(業)を信じ、仏教と同じように個人の生前に行なった行為が死後の生まれ変わりに優劣をもたらすという信仰である。 インドでの自宅での準備は、家族と墓堀人夫、あるいは火