当社では、USBシリアル変換ICにFTDI社製のものをよく使っています。他社の同様のICに比べて少しお高いのですが、安定していてトラブルが少ないので重宝しています。具体的な型番で言うとFT232RやFT231Xを使っています。 使う分には全く問題ないこれらのICですが、製造時にはちょっと困ったことがあって、それを解決したよという話です。 FT232RやFT231Xを使った製品の動作チェックを行う際、当社ではWindows PCにつないでいました。WindowsのシリアルポートはCOMnnn(nnnは数字)という名前がついて、つないだ順に一つずつ数字が増えていきます。USBデバイスの作り方によって違うのですが、FTDIのICの場合は内蔵のシリアルナンバーを判別してIC一つにCOMを一つ割り当ててくれます。 普段同じボードを繰り返し使う時はそれで何の問題もないのですが、製造時の動作チェックの場
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