日本のアニメと言えば今では世界中に知られるようになっていますが、その最初の頃に関わってきたのが著者の豊田有恒さんです。 SF作家としても知られていますが、日本アニメ創成期のエイトマンやスーパージェッターというアニメの制作に関わってきました。 さらに宇宙戦艦ヤマトにも深く関係してきました。 そのような時代の話を、関係者の多くが亡くなってしまった今、書き残しておこうという本です。 1961年に第1回の日本SFコンテストに入賞した豊田さんは、かと言ってそれで食べていくことなど全く不可能な情勢でしたが、手塚治虫と知り合いとなりその方向に進むことになりました。 同じころSFコンテストに入賞した平井和正と親交を結び、平井が少年マガジンでエイトマンを発表し好評となった後、TBSでテレビ化をする話が決まりました。 その際にシナリオ作成を共に行ったのがアニメ制作に関わる契機となりました。 まだアニメなどと言
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