それは期待しすぎです。現実的ではない。 学習や仕事に必要な本を除けば、読書はあくまでも趣味。買う余裕のある人、余裕のない人に分かれます。1年間に1冊も本を買わないという人もいます。そのような人が電子書籍専用端末を購入してまで本を読むようになるとは考えづらい。 これは知的レベルうんぬんの問題ではなくて、他の製品やサービスと同様に、所得と消費との間の統計学的な相関です。 日本人のうち、本をよく買って読むという人は、多めに見積もっても3000万人程度でしょう。電子書籍市場もそれぐらいと考えたほうがいい。ミラーレス一眼カメラやデジタル一眼レフカメラぐらいの市場規模です。パソコンや携帯電話の市場に比べればはるかに小さいのです。 ――電子書籍市場の牽引役として、「マンガ」はどのような可能性があるでしょうか。 マンガは確かに一定の市場規模にはなるでしょうが、電子書籍市場全体を引っ張るまでにはならないでし
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