処女小説「火花」が芥川賞を受賞し、120万部を突破するベストセラーとなっているお笑いコンビ、ピースの又吉直樹(35)。気になるのは今後の執筆活動だが、早くも新作の争奪戦が過熱しているようだ。 「火花」は文藝春秋の文芸雑誌「文学界」で発表され、同社から単行本化された。受賞決定後、計60万部の増刷を決め、累計120万部を突破。文学界では久々の大ヒットとなっている。 「映画化の話なども上がっており、『火花』がらみの経済効果は100億円とも言われています。常識的に考えれば、受賞第1作も文藝春秋から出版されるでしょう。注目作なのでヒットは間違いないですから、ウハウハですね」と推し量るのは出版関係者。 とはいえ、“又吉景気”を黙ってみているほど出版業界も甘くはない。「もともと又吉は新潮社が囲っていたようですが、文藝春秋の担当者が口説き落としました。最後は文藝春秋の寄り切り勝ちですが、新潮社は面白くあり